第12回NPO幸齢社会づくり協会主催「サクセスフル・エイジング」講演会が開催された。

第12回NPO幸齢社会づくり協会「サクセスフル・エイジング」講演会〈大阪〉が開催された。

会場写真 会場写真

 幸齢社会づくり協会主催第12回「サクセスフルエイジング」大阪講演会が堺市の大阪府立障がい者交流促進センター「ファインプラザ大阪」で9月22日(日)に開催された。
台風17号上陸が心配された雨予報の中、晴れ間も見える開演前には既に250人の観客を集め、開演後も来場者は途切れことなく、両サイドの廊下側にも椅子を出し座っていただくことで対応し、結果335名の参加者となりました。

 第一部では理学療法士の社会人落語家「日向亭(ひなたてい) 葵(あおい)」師匠が考案された「エア(想像)リハ(体を使う)」体操を落語の小話と実演を混ぜながら講演。落語は道具を使わず想像力で場面を思い描く想像の芸。エアリハは、落語のように道具を使わずに想像力だけで「ギューン!」と手足を動かしてリハビリをすることです。

 それを習慣化して脳と姿勢を10歳若返らせるエアリハ健康術を観客と一体になって笑いとリハビリを体験し、脳の活性化による転倒防止や認知症の不安を吹き飛ばし、1分間に1回笑いのなかで気持ちの良い汗をかいた、アット言う間の70分で講演は終了しました。

 第二部は盲目のピアニスト「前川(まえかわ)裕美(ゆみ)」さん、6歳で作曲を始め小学校5年生の時に進行性の「網膜色素変性症」と診断され、急激に視野を失っていく中、高校で音学科(作曲専攻)、卒業後単身アメリカのバークリー音楽大学に入学し作曲、編曲、声楽、ピアノを学ぶ6年間の留学生活を送られた。
目が見えなくてもAI技術の進歩、器具を使って具体的に説明、息子さんとのコラボも交え、美声を聞かせたり、ピアノ弾き語りで未来を語り、非常に明るい笑顔、お声で「夢見る力を信じて共に生きる未来へ」と前川裕美さんの世界に引き込まれるコンサートでした。

第1部 講演:「笑涯現役で美しく!」
~脳と姿勢が10歳若返るエアリハ健康術~
講師:日向亭 葵氏(お笑い理学療法士)
第2部 前川裕美ミニリサイタル ~ピアノ演奏と弾き語り~
出演:前川裕美
後援 : 大阪府 / 堺市 / 社会福祉法人大阪府社会福祉協議会
/社会福祉法人堺市社会福祉協議会
協賛 : 株式会社白寿生科学研究所 /トオカツフーズ株式会社

日向亭 葵 日向亭 葵(ひなたてい あおい)
奈良県出身、昭和43年生まれ。
平成2年より県内の社会福祉施設にて勤務。平成16年、社会福祉法人静和会介護老人保健施設「梅名の里」相談室長を経て平成18年度より同法人の設立した介護予防型老人福祉センター「ヴィターレ」にて初代施設長である寺門敬夫医師に師事、平成20年よりヴィターレ施設長に就任。社会福祉士、介護福祉士、精神保健福祉士、日本社会福祉士会会員、静岡県医療ソーシャルワーカー協会会員。
著書:転倒しない人はすでにはじめている「エアリハ」3つの習慣 他

前川 裕美 前川 裕美(まえかわ ゆみ)
株式会社Grace Note 代表取締役 / 宝塚市大使
6歳で作曲を始める。小学校5年生のときに進行性の難病【網膜色素変性症】と診断される。急激に視野を失っていくなか、中学1年生からクラシックの作曲理論を学び始め、高校の音楽科(作曲専攻)に卒業後、単身アメリカに渡る。1998年、マサチューセッツ州ボストンにあるバークリー音楽大学に入学。作曲・編曲・声楽・ピアノを学び6年間の留学生活を終える。
2005年5月「第2回ゴールドコンサート」にて総合グランプリを受賞。
2007年8月読売テレビ「24時間テレビ30・愛は地球を救うに出演。
2010年9月「日中韓 視覚障害者交流音楽祭」に日本代表として出演。
現在コンサートにテレビ・ラジオ出演にと活躍中。

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